『クライシス（正式名称：CRISIS 公安機動捜査隊特捜班）』は、関西テレビ制作・フジテレビ系列で小栗旬さんと西島秀俊さんのW主演で2017年4月から6月に放送された刑事ドラマ。
『クライシス』は緊急ニュースが流れて終了という中途半端な結末に違和感を抱いた人が多かったのですが、原作小説の結末はどうだったのでしょうか。
そこでこちらの記事では『クライシス』の原作小説とドラマの結末について調査してみました！
クライシス原作の結末はどうなった？
アマプラでクライシス見返してる👀
西島秀俊さん、どんな役をやってもカッコいいなぁ💕💕
小栗旬さん、どんな役をやっても似合うなぁ✨✨
このダブル主演、最強です♪♪#西島秀俊#小栗旬 pic.twitter.com/sxWaZFuxjO
— 🍀nao🌙 (@VFK04071126) March 12, 2024
『クライシス』の原作の結末は、
- 田丸と稲見が直談判に行く
- 最後にどんでん返しがある
- 最後に判明するテロ事件の真実は、特捜班の上司にあたる鍛冶警備局長が裏で糸を引いていたことが判明
- 主犯は最後に自殺
という結末でした。
ドラマ『クライシス』の中途半端な結末が気になって「原作はどうだったの？」と気になる人が多いと思いますが、原作とドラマは完全に別のストーリーだったようです。
原作小説『クライシス』は、
- タイトル：CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- 作者：周木律（しゅうきりつ）
- 原案：金城一紀（かねしろかずき）
- 出版元：角川文庫
- 発売日：2017年3月25日
原作小説はドラマ放送の2週間ほど前に発売され、原案の金城一紀さんはドラマの脚本も手がけています。
『クライシス』の小説のあらすじ↓
凶悪事件の初動捜査を担当する、警視庁公安部に所属する特別チーム公安機動捜査隊特捜班(通称“特捜班”)の稲見の元に、横浜の39階建てホテルが武装集団に占拠されたとの情報が入ります。
宿泊客550名が人質に取られるという非常事態。
事件を秘密裏に解決せよという任務に挑んでいく、という警察エンターテインメントになります。
完全オリジナルストーリーであり、ドラマでは描かれなかった事件がメインでした。
また、『クライシス』の原作小説を読んだ人の中には
- ラストがやるせない
- 小説の結末もドラマのキャストで見たい
- ドラマ同様すっきりしない結末
と、原作小説もドラマ同様に続きが気になる結末になっているようです。
ドラマとストーリーも違うので、「ドラマの結末の意味が分からなかったから原作を読む」という手法は使えないんですね。
クライシスのドラマ結末が緊急ニュースで終わった理由はなぜ？
ドラマ クライシスを2周目しているのだが。
小栗旬の振る舞いがかっこよすぎる。俺が女性だったら惚れてるやろうなぁ〜。 pic.twitter.com/hsftguPWF4
— 【Jail&Rexy】Dr.ビーン🐼🐣 (@DrBeanapex5) February 9, 2024
ドラマ『クライシス』の結末で、ニュース読み上げていたアナウンサーが速報で緊急ニュースを読み上げようとするシーンで終わる、という中途半端な終わり方だった理由は、
- 続編があるから
- 原案者の金城一紀さんの手法
といった理由が考えられます。
ではこちらも詳しくご紹介していきます。
続編の予定があったから
『クライシス』の結末が緊急ニュースで終わった理由は、続編の予定があったからではないかと考えられます。
まるで続編があるような結末だったので、続編があるのでは？と放送当時はドラマ終了後に話題となっていました。
結末の緊急ニュースの内容が続編のストーリーに続く、という流れが自然ですよね。
筆者も当時は「これは続編か映画化する！」とワクワクしたものです（笑）
しかし、放送から7年経ったいまも続編が制作される話が出ていないので、恐らく
- もともと続編の予定はなかった
- 続編を予定していたけど何らかの理由で中止になった
のではないかと考えられます。
筆者の手法
『クライシス』の結末が緊急ニュースで終わった理由として考えられるもう1つは、原案者の金城一紀さんの手法です。
原案者の金城一紀さんは『クライシス』のほかに『SP』、『BORDER』といった刑事ドラマも手掛けています。
『SP』は岡田准一さん主演、『BORDER』は小栗旬さん主演で、どちらもすっきりしない結末でした。
こういった事から、金城一紀さんが結末を視聴者（読者）に投げかけるタイプなのだと考えられます。
どちらの作品も正義とはなにか？というのが根幹にあります。
今回の『クライシス』でも結末は見た人に本当の正義とはなんなのか？という問いをするために、はっきりとした結末を描かなかったのではないでしょうか。
それがこのドラマの持ち味だといえばそれまでなのですが、はっきりとした結末を知ってスッキリしたかったですね。
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まとめ
クライシス好きすぎて定期的に見返す。(小栗旬と西島秀俊がかっこよすぎ)夫が、作中で好きな人の名前(天使)と携帯に登録してる稲見さんの真似してわたしのことを嫁(天使)て携帯に登録していることを知りました笑 夫の携帯にかけていた時、私の名前じゃなくて嫁(天使)て表示されてた。 pic.twitter.com/ejuL742sZW
— chiyoshi (@chiyoshi19) May 21, 2023
こちらの記事では、ドラマ『クライシス』の結末とその原作小説について調査してきました。
どちらもはっきりとした結末がないため、視聴者（読者）がそれぞれに考えるようなものになっています。
『クライシス』のドラマは、見た人それぞれが"結末のその後を考えられる"という楽しみがあるので、それを楽しみながら見るのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。