『空から降る一億の星』は、2002年にフジテレビで放送され、韓国でもリメイクされるほどの人気作品。
放送されたのが約20年前なので、『空から降る一億の星』がどんな結末だったか覚えていない人も多いのではないでしょうか。
中でも、最後の完三(明石家さんま)の笑顔が意味深で、この笑顔にどんな意味があったのか当時も話題になっていましたよね。
そこでこちらの記事では『空から降る一億の星』の最後の笑顔の意味は何だったのか、結末のネタバレも併せてご紹介していきます!
空から降る一億の星で最後の笑顔の意味は何?
「空から降る一億の星」の最終回の再放送見て号泣(;ᴗ;)
当時幸せ恋愛ものが多いイメージの月9でこの話を放送してたのがすごいなぁ✨️ pic.twitter.com/C1tcuTTb7w
— ぱんだこぱんだ (@ko_papanda) April 3, 2023
『空から降る一億の星』の最終回の笑顔の意味は、2つの考察があり、
- 過去との訣別
- 運命の皮肉に対する苦笑い
だったのではないかと言われています。
ではそれぞれ詳しくご紹介していきます!
過去との訣別
『空から降る一億の星』の完三の最後の笑顔の意味の1つ目の考察は、"自分の幸せを見つける、自分の人生を歩んでいく"ために、完三が溺愛した妹への想いを封じる"過去への訣別"を意味するのではないかという考えです。
優子(深津絵里)が自殺して完三が車で帰るシーン。
車のオーディオデッキからカセットを抜き出し、完三がテープを見つめる。
信号が青になっても動かない完三に、後続の車はクラクションを鳴らし追い越していきます。
このシチュエーションは、涼(木村拓哉)と完三が初めて会ったときと同じだったのです。
おそらく、カセットテープのB面には、完三が溺愛する妹の優子からのメッセージが残されていたのではないかと言われています。
優子は完三に育ててもらった感謝を伝え、過去にとらわれず幸せになってほしいという思いがあったのかもしれません。
優子のその想いに気づいた完三が、"優子らしいな"と感じて思わず笑顔を浮かべる同時に、過去と訣別をして"自分も幸せになるから安心して"の意味もあったのではないでしょうか。
運命の皮肉に苦笑い
『空から降る一億の星』の最後の完三の笑顔の意味は、涼と優子が男女として惹かれあってしまったという運命の皮肉に苦笑いしたのではないかという説です。
殺人犯の子供であり、実の兄妹だった涼と優子。
何とか最悪な結果だけは避けようとした完三でしたが、涼が優子の前に現れ、お互いに男女として惹かれ合うという皮肉な展開になってしまいました。
この運命の皮肉さに、完三が苦笑いしたのが、最後の笑顔の意味と見る人もいるようです。
空から降る一億の星の結末をネタバレ
「空から降る一億の星」の最終回の再放送見て号泣(;ᴗ;)
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完三(明石家さんま)と優子(深津絵里)は、血が繋がっていませんでした。
完三が刑事になりたての頃に正当防衛で撃ってしまった犯人は、涼(木村拓哉)と優子の父親だったのです。
つまり、涼と優子は兄妹。
完三は優子たちの父親を殺めてしまった罪悪感から、2人を引き取ろうとします。
しかし、やけどしそうになった優子を庇い、ショックで涼は記憶喪失になってしまったのです。
その後、涼は病院からいなくなってしまいました。
そのため完三は、優子だけ引き取り育てることにしたのです。
女子大生殺人事件の犯人は由紀(柴咲コウ)でした。
由紀は、涼と交際していた女子大生に別れるよう迫りますが、女子大生が由紀のことを罵倒したため、由紀は逆上して女子大生の頭を殴り殺害。
由紀は涼に連絡し、涼は偽装工作を手伝います。
涼に捨てられた由紀は自殺未遂を図りますが、完三に救われ次第に好意を抱くのでした。
美羽(井川遥)は涼の過去を調べ始めた柏木(大澄賢也)が邪魔になり、殺してしまいます。
美羽の代わりに警察に出頭した涼でしたが、美羽は自白する遺書を残して亡くなりました。
小百合(とよた真帆)は涼の過去を知っており、優子に真実を知られることを恐れて、涼は小百合を拳銃で殺害してしまいます。
いなくなった涼は向井に連絡を取り、知らせを聞いた優子は涼のもとに…。
優子は涼が完三に復讐するのではと誤解し、涼を拳銃で撃ってしまいます。
優子は涼のポケットの手紙からこれまでの事件の関与、優子への思いが綴られていました。
優子は真実を知って泣き崩れ、涼の遺体の側で自殺を図るのでした。
空から降る一億の星あらすじ
空から降る一億の星を超えるドラマ、私の中で今後ないかもな(やまとなでしことビューティフルライフも同じくらい好きだけど)。あまりに面白くて続きが気になり過ぎて寝れなかった思い出。何年に一度か無性に見直したくなってレンタルショップに走る。最終回は本当に嗚咽するくらい泣いた🥲😂 pic.twitter.com/8ngeXSFhvL
— ko (@dora_yaki_oishi) November 29, 2022
完三は日の出警察署の刑事で、妹の優子と2人暮らし。
兄妹ともに独身で、完三は優子に早く結婚して幸せになってほしいと願っていました。
そんな中、完三は女子大生殺人事件の担当になり、完三と優子の共通の友人である美羽の誕生日会に参加します。
そこにはコック見習いとして、涼が働いていました。
美羽は親の意向で柏木と交際していましたが、心を開くことができず、ブレスレットを直してくれた涼に惹かれていきます。
その時に完三と優子にも出会い、運命の日となったのでした。
そこから、男女関係などがこじれて、それぞれの登場人物の運命が大きく変わっていく、というストーリーです。
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まとめ
再放送中の「空から降る一億の星」最終回を観ていたのですが、さんまさんの車のナンバーがミレナイ(3071)で、後ろから煽る車のナンバーが早よシー(844)と言うことに気づいた(あれ?違う?) #空から降る一億の星 pic.twitter.com/Dl9chLWBuQ
— hiroharu-K (@hiroharu_0103) December 27, 2019
『空から降る一億の星』の最後の笑顔の意味、結末ネタバレを紹介してきました。
まとめると以下のようになります。
- 『空から降る一億の星』の最後の笑顔の意味は、過去との訣別と運命の皮肉さに対する笑顔だったのではないか
- 『空から降る一億の星』結末は、涼と優子は兄妹で、一連の事件は涼がお金目当てで女性達に近づき、涼と関係を持った女性たちは人生を狂わされ殺人まで犯すようになった結果でした。
改めてネタバレを振り返って見て「あれ、こんなドロドロした作品だったっけ?」と感じました。笑
『空から降る一億の星』はたまに再放送されているので、久しぶりに観ると懐かしい気持ちになったり、年齢を重ねて感じ方も変わってくるので面白いですよね!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。